ひとてま

フローリングに横たわる日々

工場での派遣仕事を体験して思ったこと

こんにちは、小石です。

 

私は今年の1月~3月いっぱいまで社会に馴染む練習として派遣で工場で働いていました。

そこで、色々とカルチャーショックというかびっくりした事や学んだこと、大切だと再確認できたことが沢山あったので、忘れないように記事にしたいと思います。

 

・〈挨拶は大切〉っていうのは人と環境による

子供のころから挨拶はマナーだと教えられ育ってきましたし、正社員をしていた頃もみんな当たり前に挨拶を交わしていました。

しかし、派遣先の工場では若い子(20代)が中心だからか〈挨拶する人=格下〉として位置付けされます。挨拶はマナーでないです。弱いやつが強いやつに媚びる行為でした。

なので挨拶は上司やリーダー、自分のラインの両隣の人など限られた人にするようにしました。

 

・〈誰でもできる仕事〉は誰でもできるわけではない

よく求人に、「誰でもできる簡単なお仕事!」っていうものがあります。今回わたしが派遣先でしていた仕事もその類いでした。

しかし、それってずっと同じ作業、同じ動きを延々と8時間繰り返すんですね。集中力は切らさずに。集中力が続いている時はいいのですが、切れた時は地獄です。時間が経つのが遅い遅い…。

集中力が続かない人、単調な作業の中で楽しみを見つけられない人にはできない仕事だと思いました。

私は頭の中でひたすら好きな曲をBGMとして流してました。特にお気に入りは平沢進です。なんか無我の境地って感じで集中力がグンッとアップしました。オススメです。

 

・〈人間関係〉が複雑

誰でもできる仕事は誰でもできるわけではない。にも含まれるのですが、どんな職場でも人間関係、コミュニケーションが必須です。

派遣先雇われる前に工場見学があり、そこで上司の方が「うちは人間関係が良くって働きやすい」って言っていましたが嘘でした。初日から挨拶は無視、タメ口です。私は初対面の人とは敬語でしか話せないので、かなりストレスでした。あと派閥というかグループがいくつか存在していて、互いに嫌いあってるようでした。私はボッチでどこにも所属しなかったので巻き込まれなくて良かったです。

そんな中でコミュニケーションを取るのに効果的だったのが、〈名前を覚える〉事でした。「すみません!~を教えて下さい」と言うのと「○○さん、~教えて下さい」と名前を言うのではみんな態度が違いました。後者の方が明らかに丁寧に優しく接してくれます。

 

結局、うつ病が悪化して3ヶ月しか働けなかったのですが、人との距離の取り方や働き方、コミュニケーションなど色々と社会勉強になりました。

今はまだうつ病を治すことに専念していますが、もし次にまた派遣で働ける機会があれば、今回のことを参考にして元気に働きたいと思います。